仮想通貨だけではなく、FXにおいても「スプレッドが狭い」「スプレッド広い」というのはよく聞くことかもしれませんが、「そもそもスプレッドってなんなの?」という投資初心者さんも少なくないでしょう。

スプレッドは価格差ということですが、これが実質の手数料的な存在にもなってくるんですね。

取引手数料無料というパターンは、売買価格差であるスプレッドで実質手数料を取っている取引所がほとんどなので、スプレッドについても気にしておかなければなりません。

取引所ごとのビットコインとアルトコインのスプレッドも比較して見ていきましょう。

ビットコイン取引手数料無料とスプレッド

ビットコインの取引手数料無料という仮想通貨取引所は多いですが、それだけではボランティアになってしまうので、運営会社はスプレッドという形で利益を取っています

売買価格差を設けることで、その販売価格差を利益としているわけですね。

例えば、ビットコイン通常価格が50万円だとして、販売価格を51万円、買取価格を49万円とすることで片道1万円の利益を取ることができます。購入と売却の往復なら2万円の利益ですね。

この売買価格差がスプレッドで、この場合は2万円のスプレッドがあると表現します。

 取引手数料無料の場合は、運営会社はスプレッドで利益を上げるしかないのでどうしてもそれなりの売買価格差となってしまうんですね。

取引所と販売所のスプレッド

ビットコイン取引所と販売所

仮想通貨取引所では、ユーザー間売買の取引所と、運営会社との売買の販売所に分かれます。

関連記事ビットコイン取引所と販売所の違い

取引所はユーザー同士の取引なので、売買板で注文を並べて取引していく形です。

ユーザー間で仮想通貨をやりとりしているので、スプレッドは変動しますが狭いです。ただ、少額ですが取引手数料(0%~0.3%程度)が掛かってきます。

販売所は運営会社とのやりとりなので、手数料を無料としていますが、売買価格差で利益を取る形でスプレッドは広いです。

ビットコインのスプレッドは運営会社によって違いますが、3~5%程度の印象です。

取引相手 手数料 スプレッド
取引所 ユーザー 0%~0.3%程度 変動するが狭い
販売所 運営会社 ほぼ無料 広めの設定

ビットコインとアルトコインのスプレッド

ビットコインとアルトコインでスプレッドは違う傾向ですが、基本的にはどの仮想通貨取引所もアルトコインのスプレッドの方が広いです。

これは出来高的な問題で、たくさん売買してもらえるビットコインと、比較的売買してもらえないアルトコインの差なのでしょう。

ビットコインが3%程度だとしてもアルトコインは10%近いこともあるので、購入の際はスプレッドを意識してみてください。

コインチェックのスプレッド

仮想通貨取引所ごとで、販売所のスプレッドが違うので比較してみましょう。

まずはコインチェックの販売所です。

コインチェックビットコインレート

コインチェックの販売所スプレッドは一覧表示していないのでわかりにくいですが、この時のビットコインの取引所レートが516600円だったので、販売価格520736円との購入価格差が4136円で0.8%ほどです。

売却も同程度なので、往復2%近いスプレッドでの実質手数料ということになりますね。(これでも他の取引所のスプレッドと比べると狭めだと思います)

アルトコインでイーサリアムも見てみましょう。

コインチェックイーサリアムレート

この時のイーサリアムの取引所レートは34702円だったので、販売価格の35786円とは1084円差で3%、売買往復で6%といったところですね。

コインチェックは、他の取引所と比べるとスプレッドは狭めですが、売買価格差を同時表示する2wayプライスではないのが少しわかりにくい点です。

2wayプライスとは、売りと買いの両方の取引レートを同時に表示することです。

bitFlyerのスプレッド

続いてbitFlyerの販売所です。

bitFlyerビットコイン販売所

bitFlyerはビットコイン価格が2wayプライス表記となっているのでわかりやすいですね。

約51000円差ということで、ビットコインは8~9%ほどのスプレッドがあります。これはかなり厳しい数字ですね。

イーサリアムも見てみましょう。 bitFlyerイーサリアム販売所

4000円差ということで、bitFlyerのイーサリアムのスプレッドは13%ほどですね。

なかなかに厳しい数字なので、販売所よりも取引所の使用がおすすめです。

Zaifのスプレッド

Zaif販売所のビットコインスプレッドです。

Zaif簡単売買販売所

買いが623169円、売りが598618円ということで、24551円差で8%ほどのスプレッドですね。

ちなみに、現在のZaifの販売所はビットコインとモナコインのみの取扱いとなっていて、イーサリアムは取引所で購入することができます。

Zaifは取引所の現物取引手数料がマイナス手数料ですし、販売所を使うメリットがほとんどありません。手数料としては一番優れているのがZaifかもしれませんね。

GMOコインのスプレッド

GMOコインは販売所のみの特化運営なので、販売所としては狭いスプレッドを実現しています。

GMOコイン仮想通貨売買

ビットコインのスプレッドは3000円です。現在のところは3000円固定なので、ビットコインが値上がりすればパーセンテージとしては少なくなっていきますね。

60万円だとすれば0.5%のスプレッドになります。(2017年12月から3000円→5000円のスプレッド変更となります。ビットコインが100万円以上にまで高騰し続けている影響でしょう。)

イーサリアムが2000円、ビットコインキャッシュが3000円、ライトコインが300円の固定スプレッドとなっているので、こちらもパーセンテージはレートによって変動ということになりますね。

イーサリアムが40000円なら5%、ビットコインキャッシュが50000円なら6%、ライトコインが6000円なら5%という割合となります。

GMOコインはスプレッド半額キャンペーンなども開催しているので活用していきましょう。

各販売所のスプレッド比較

各仮想通貨取引所の販売所スプレッドをまとめて比較してみます。

販売所
取引手数料
ビットコイン
スプレッド
イーサリアム
スプレッド
コインチェック 無料 2% 6%
bitFlyer 無料 8~9% 13%
Zaif 無料 8% -
GMOコイン 無料 5000円
(約0.5%)
2000円
(約5%)

(各数字は変更の可能性があるので、詳細は各公式サイトをご確認ください)

GMOコインは販売所特化なだけあってスプレッドは狭めです。次にコインチェックですね。

bitFlyerとZaifの販売所使用はかなり割高感があるので、取引所を利用していきましょう。

 取引所手数料はbitFlyerが0.01~0.2%、Zaifは-0.01%~0.3%なので、販売所よりも明らかにお得な数字です

今回は人気の仮想通貨取引所で比較して見ましたが、他の取引所も販売価格から簡単にスプレッドが計算できるので、色々と比較して見てください。

まとめとおまけ

仮想通貨取引所のビットコインとアルトコインのスプレッド比較でした。

運営会社も手数料かスプレッドで利益を上げなければなりませんから、手数料無料の販売所はスプレッドが広い傾向です。

表面上の手数料無料だけではなく、売買価格差のスプレッドも見ていきましょう。

基本的には販売所を使った方がお得ではないと覚えておくといいと思いますが、販売所には大量の仮想通貨を売買できるというメリットもあります。

状況によって使い分けていってください。

また、ユーザー間取引でも、仮想通貨取引所によって売買価格はそれぞれなので、複数の取引所に口座を開設して価格差を生かしていくのがおすすめです。

この価格差によって、安いところで買って、高いところで売るというアービトラージ(裁定取引)も有効なので、ぜひ活用していきましょう。

取引所選びの際には、手数料や取り扱いサービスなど各項目を比較できますので、仮想通貨取引所おすすめランキングもぜひご参考ください。

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