
ビットコイン(BTC)は最も有名な仮想通貨でもありますが、ビットコインの名を冠したビットコインキャッシュ(BCH)とはなんなのかという方もいらっしゃることでしょう。
ビットコインキャッシュとは、ビットコインのハードフォークから派生したものです。
派生といっても、性能的にはビットコインキャッシュの方が上の面もあり、本物のビットコインはビットコインキャッシュだという声もあるぐらいなんですね。
ビットコインキャッシュの価格や将来性について見ていきましょう。
ビットコインキャッシュ(BCH)とは?
ビットコインはBTCと表記されるので、ビットコインキャッシュはBCCやBCHと表記されます(ほぼBCHの傾向です)。
ビットコインキャッシュは、2017年8月1日に起きたビットコインのハードフォークによって誕生しました。
このビットコインのハードフォークは、ブロックチェーンの容量を1MBから8MBに上げるためのもので、ビットコインが1MBのままに対して、ビットコインキャッシュは8MBとなっています。
容量の面で言えば、単純に上位互換と言ってもいいでしょう。
その他は基本的にビットコインを引き継いでいて、承認アルゴリズムはPoW、ブロック認証は10分のままです。
位置付けはアルトコインですが、ビットコインからの派生ということで少し特別感もある傾向ですね。
ビットコインキャッシュの誕生は、性能のアップデートとそれぞれの利権が絡んで起きたハードフォークでした。
詳しくは⇒ビットコインとSegwitとは?初心者向けにわかりやすく
ビットコインキャッシュの価格推移
ビットコインから派生したビットコインキャッシュの価値ですが、これは非常に難しいところです。
1MBから8MBに増えたと言ってもマイニングの問題もあり、ビットコインキャッシュの価格は低迷していました。
この11月のビットコインのSegwit2xは、ビットコインのブロックチェーン容量を1MBから2MBに上げるハードフォークなのですが、それならビットコインキャッシュの8MBがあるということも影響し、ビットコインキャッシュの価格は上昇していきます。
そして、ビットコインのSegwit2xは中止(延期)となるわけなんですね。
⇒ビットコインSegwit2xハードフォーク中止で相場上昇?
そしてビットコインキャッシュの価格はさらに上昇し、2017年11月11日時点では10万円を超えるまでになっています。
Segwitでデータ軽量化しただけのビットコインよりも、8MBのビットコインキャッシュの方が用途があると考えられていくのかもしれませんね。
ビットコインキャッシュの将来性は?
ビットコインキャッシュに限らず、どの仮想通貨の将来性も難しいところではありますが、ビットコインキャッシュは当初考えられていた将来性よりは高いものに感じます。
最高では、ビットコインと逆転して、ビットコインキャッシュがビットコインとなる可能性まで考えられるでしょう。
悪くても他のアルトコインと同等ラインでは考えられていきそうですし、それなりの価値が維持していくのかもしれません。
問題はその用途ですけどね。ビットコインキャッシュを使用できるお店やサイトが増えていかないと、どうしてもビットコインには及ばない面もあるでしょう。
まとめとおまけ
ビットコイン(BTC)が8MBへとアップグレードするハードフォークによって誕生したのがビットコインキャッシュ(BCH)です。
誕生当初は問題もあり、評価が低かったビットコインキャッシュですが、本物のビットコインはビットコインキャッシュだという声もあるぐらいです。
現在の位置付けとしてはアルトコイン(ビットコイン以外の仮想通貨)ですが、ビットコインよりも性能が上のビットコインキャッシュの将来性と価値は低くないものと思います。
価格が上がると気になり始めるのが投資心理でもあり、どこかのきっかけでビットコインキャッシュの注目度が爆発する時がくるのかもしれませんね。