
仮想通貨取引所bitFlyer(ビットフライヤー)とbitbank(ビットバンク)は、取引形態の強みの違いがはっきりしています。
bitFlyerはトータルサービス+ビットコインFX、bitbankはアルトコインの売買板取引という強みですね。
手数料形態なども若干違いますが、FXトレードならbitflyer、アルトコイン投資ならbitbankという選び方がおすすめです。
bitFlyerとbitbankのサービスを比較していきますので、それぞれのメリットを生かして使って行きましょう。
目次
bitFlyerとbitbankの比較
まずは、bitFlyerとbitbankの仮想通貨取引形態の一覧としてみます。
bitFlyer | bitbank | |
---|---|---|
取扱い仮想通貨 | ビットコイン アルトコイン6種 (ETH,BCH,LTC,MONA,ETC,LISK) |
ビットコイン アルトコイン5種 (ETH,XRP,LTC,BCH,MONA) |
取引形態 | ビットコイン:売買板+販売所 アルトコイン;売買板(ETH,BCH)+販売所 |
売買板 |
レバレッジ | FX:最大15倍 先物取引:最大15倍 |
無し (bibankTradeと連携で先物取引可) |
取引手数料 | 取引手数料:0%~0.2% レバレッジ手数料:0.04%/日 |
取引手数料:無料 |
スプレッド | 約3%~ (ビットコイン現物のみほぼ0%) |
- |
スマホアプリ | ウォレット対応トレードアプリ | - |
良い点 | ビットコインFXが世界一 | 売買板取引ができる |
悪い点 | 販売所のスプレッドが広い | 選択肢が狭い |
(一覧は2018年2/4時点のものです。仕様が変更となっている可能性もありますので、詳細はと各公式サイトをご参考ください。)
大きな特徴としては、bitFlyerが販売所とビットコインFXも併設、bitbankが現物の売買板のみというところです。
取扱いアルトコインの違いとしては、bitFlyerがLISK、bitbankがリップル(XRP)という点ですね。
取扱いサービス全般としては、トータルでbitFlyerが優れているように見えますが、販売所のスプレッドが不利な点もありますし順々に掘り下げてみましょう。
結論としては、bitflyerとbitbankは併用するのが最もおすすめとなります。
ビットコイン取引の比較
まずはビットコイン取引の比較ですが、bitFlyerとbitbank共に売買板取引が可能です。
bitbankは手数料無料ですが、bitFlyerは月間取引高に応じて0.01~0.15%(無料キャンペーンもあり)の手数料が掛かってしまいます。
出来高的に安定しているのはbitFlyerですが、手数料の時点でbitbankに優位性があると言っていいでしょう。
取扱いアルトコインの比較
アルトコインの取扱いは、bitFlyerが6種、bitbank5種で取扱い種類も若干異なります。
bitFlyer:ETH,BCH,LTC,ETC,MONA,LISK
bitbank:ETH,BCH,LTC,XRP,MONA
2018年2月時点ではこのような取扱いとなっているので、違いとしてはbitFlyerはイーサクラシック(ETC)とLISK、bitbankはリップル(XRP)の差ですね。
この優劣は個人的な感覚ですが、リップル(XRP)があるかどうかの差は大きいので、bitbankの方が魅力的なラインナップに思えます。
アルトコイン販売所と取引所
そして重要なのが、bitFlyerはETHとBCH以外のアルトコインは販売所での売買のみという点で、5%以上のスプレッドがあるので売買効率としては悪いのがマイナス点です。
対して、bitbankはアルトコイン全てで売買板取引ができるので、bitFlyerが販売所のみとなっているLTCやMONAにおいても優位性があります。
アルトコイン取引についてはbitbankの方がおすすめできる取引所となりますね。
取引手数料の比較
取引手数料は、bitbankは基本無料、bitFlyerは取引形態によって異なるのでbitFlyerを掘り下げてみます。
bitFlyerは販売所形式が取引手数料無料で、取引所形式はビットコインが0.01%~0.15%、アルトコインが0.2%の手数料が掛かります。
わかりにくいかもしれないので、bitFlyerの手数料を表にしてみました。
bitFlyer取引手数料 | ||
---|---|---|
ビットコイン | アルトコイン | |
取引所形式 | 0.01%~0.15% (取引高に応じて変動) |
0.2% (ETH,BCH現物) |
販売所形式 | 無料 | 無料 |
(取引所形式の手数料はキャンペーンで無料になることもあります)
取引所はスプレッドを気にしなくていいのですが手数料が少々掛かり、販売所は手数料無料だけどスプレッドが数%掛かるということになりますね。
bitbankは取引所形式でも手数料無料なので、取引手数料においてはbitbankの方が優位ということになります。
仮想通貨FX・レバレッジ取引比較
さて、ここまではアルトコイン売買と取引手数料とbitbank優勢でしたが、ビットコインFXについてはbitFlyerは出来高世界一という素晴らしさです。
ビットコインFXでのレバレッジ取引がbitFlyerのコアと言っても過言ではありません。
取引手数料は無料で、レバレッジは15倍まで掛けられますし、売り(ショートポジション)から入ることができるので下落相場でも柔軟に利益を出すことができます。
出来高世界トップというだけあって、混雑によるサーバーが不安定な時もありますが、流動性的に仮想通貨FXならbitFlyer一択とも言っていいでしょう。
bitbankもbitbankTradeで仮想通貨FX(先物取引)ができますが、bitFlyerと比べると見劣りしてしまうのが正直なところです。
レバレッジ手数料としては、bitFlyerが0.04%/日、bitbankTradeが新規建玉0.01%という違いがあるので、短期トレードならbitFlyer、長期トレードならbitbankTradeという選び方もおすすめです。
使いやすさ比較
取扱いサービス以外に、取引画面の使いやすさもポイントです。
使いやすさとしては、bitFlyerが初心者向けの通常画面と、上級者トレーダー向けのLightningという機能性で、bitbankは売買板取引のみのシンプルさです。
両社の取引画面等を見てみましょう。
bitFlyerの使い方
bitFlyerの使い方は、アカウントのメニューを見ていくだけで簡単に使えます。
販売所では売買価格が決められているので、簡単に仮想通貨を購入することができます。
取引所だと売買板を見ながらの取引となりますが、注文一覧を見ながら好きな価格で注文ができます。
その他のメニューも感覚的に使うことができるので、bitFlyerの通常画面で特に難しいことはないでしょう。
そして、「bitFlyer Lightning」を選ぶとトレード専用画面を使うことができます。
画面構成的に少し難しくなりますが、上部メニューで「ビットコイン現物」「FX」「先物取引」「アルトコイン現物」を選ぶだけです。
あとは、チャートや売買板を見ながら注文を出すだけなので、すぐに慣れて使いこなせるかと思います。
Lightningを使ってビットコインFXをすることになるので、ぜひ一度お使いになってみてください。
bitbankの使い方
続いて、bitbankの使い方も見てみましょう。
アカウント画面はbitFlyerよりもシンプルで使いやすいと思います。
主に使うのは「入出金」で、日本円の入金や仮想通貨の送金に使います。
⇒bitbank(ビットバンク)の入出金と送金方法
上部メニューの「b」や通貨ペアを選択すればトレード画面に入ることができます。
取引したい通貨ペアを選べば、チャートや売買板が表示されるので、あとは売買注文を出すだけですね。
bitFlyerの通常取引画面とLightningの中間といった使い心地で、bitbankでは簡単にトレード画面を使うことができます。
bitbankはシンプルで必要最小限の機能でわかりやすい構成が魅力のひとつです。
bitFlyerとbitbankの比較まとめ
bitFlyerとbitbankの比較としては、ビットコインFXならbitFlyer、現物取引ならbitbankを使うのがおすすめとなります。
それぞれ競合する部分が少ないので、併用して使っていくのがベストになってきそうですね。
国内最大手としてbitFlyerが押さえつつ、リップル(XRP)を始めとしたアルトコイン現物取引はbitbankという使い分けをして効率の良い仮想通貨投資をしていきましょう。
また、手数料や取り扱いサービスなどを比較できますので、仮想通貨取引所おすすめランキングもぜひご参考ください。