
取引手数料は無料で安い!
アルトコインのスプレッドには要注意!
ビットコイン初心者はコインチェックがおすすめ!
仮想通貨取引所コインチェックの取引手数料は基本無料ということで、国内では安くて使いやすい取引所です。
そして、リップルやNEMとったたくさんのアルトコインの取扱いがあるのも魅力です。
ただ、コインチェックでのアルトコインは販売所扱いなので、売買価格差というスプレッドでの実質負担には注意しなければなりません。
手数料無料だとしても、スプレッドに気付かずに毎回3%以上の大損をしている方もいらっしゃるので、しっかりとお得な取引方法をチェックしていきましょう。
目次
コインチェックの取引手数料を取引所で比較
仮想通貨取引所の手数料は、現物取引手数料をメインとして、信用取引(レバレッジ)手数料、FXスワップ手数料が掛かってきます。
ビットコインとアルトコインで手数料が異なることも多く、基本的にはビットコイン取引手数料の方が安い傾向があります。
まずは、わかりやすく国内の取引所の手数料を比較してみましょう。
取引所 | ビットコイン 取引手数料 | アルトコイン 取引手数料 | 信用・FX 手数料 | 日本円 出金手数料 |
---|---|---|---|---|
コインチェック | 0% | 0% | 0.04%/日 | 400円 |
bitFlyer | 0.01%~0.15% (販売所は0%) | 0.2% (販売所は0%) | 0.04%/日 | 756円 |
Zaif | 0% | 0%~0.3% | 0.039%/日 | 756円 |
QUOINEX | 0% | 0.25% | 0.05%/日 | 500円 |
GMOコイン | 0% | 0% | 0.05%/日 | 0 |
みんなのビットコイン | 0% | 0.25% | - | 500円 |
bitbank | -0.02%~0.12% | -0.02%~0.12% | - | 550円/770円 |
BITPoint | 0% | - | 0.035%/日 | 0 |
BTCBOX | 0.2% | - | 変動/日 | 0.5% |
BitTrade | 0.2% | 0.2~0.7% | - | 648円 |
DMM Bitcoin | 0% | 0% | 0.04%/日 | 0 |
マイナス手数料のZaifが際立っていますが、コインチェックも平均よりは安い手数料の傾向ですね。
それではコインチェックの手数料を順々に見ていきましょう。
コインチェックの取引手数料
コインチェックの手数料を一覧としてみます。
項目 | 手数料 |
---|---|
ビットコイン・アルトコイン 現物取引 |
Taker:無料 Maker:無料 |
信用取引レバレッジ (スワップ) |
ロング:0.04%/日 ショート:0.05%/日 |
銀行振込 | 日本円:無料 USドル:25USドル |
出金 | 日本円:400円 USドル:2500円 |
送金 | 0.0005BTC |
決済 | 1% |
(手数料は変更となる可能性もありますので、詳細はコインチェック公式をご確認ください。)
現物取引手数料が無料というのは非常に嬉しいですね。特に負担を気にすることなく仮想通貨売買ができます。
信用取引のレバレッジ手数料としては、1日当たりで手数料が0.04~0.05%掛かるので、長期投資に向かない点は覚えておきましょう。チャンスでの限定的な使用がおすすめです。
その他の手数料はそこまで多く使うものでもないですし、あまり気しなくても問題ありませんが、送金は1回当たりで手数料が掛かってくるので少額を何度も送るのは注意しておきましょう。
手数料面は他取引所との価格競争もあるでしょうし、無料やマイナス手数料が主流の現在はしばらくは無料が続く傾向と思われます。
ビットコイン取引は手数料無料
コインチェックのビットコイン取引手数料は無料ですし、ユーザー同士での売買板取引なのでスプレッドもほとんどありません。
ただこれは取引所利用の場合で、ビットコインを販売所で売買してしまうと2%ほどのスプレッドが掛かる点は覚えておいてください。
コインチェックのビットコイン売買で販売所を使う意味はほとんどありません。
ビットコイン取引所と販売所のスプレッド
ビットコインの取引所と販売所を見てみましょう。
まずは、「取引所」から入るビットコイン取引所です。
ユーザー注文一覧の売買板を見ると、買いが2023020円、売りが2023316円ということで、その売買価格差は約300円です。スプレッドとしては0.0015%ですね。
続いてビットコイン販売所を見てみましょう。

これは先ほどの取引所と同じ時間帯での販売所ですが、ビットコイン価格が2051200円となっています。
取引所と販売所を並べてみましょう。
購入価格の差が約28000円ということで、販売所はスプレッドで1.4%ほどの割高価格です。
さらに売る時も取引所価格から1.4%ほど割安になり、売買を往復するだけで2.8%の実質的負担となってしまうんですね。
手数料が無料でも、この売買価格差分を考慮すると販売所の使用はおすすめできません。ビットコイン売買は取引所を使用するようにしましょう。
⇒コインチェックスマホアプリの使い方
コインチェックのアルトコインは販売所のみ
コインチェックのビットコインは取引所と販売所両方での扱いとなっていますが、アルトコインは販売所のみの取扱いです。
正直なところ、これがコインチェックでの仮想通貨売買の肝となってきます。
コインチェックでアルトコイン購入は、売買価格差(スプレッド)の発生前提で行わなければなりません。
しかも、ビットコインよりも大きなスプレッドというきつさです。
アルトコインごとや値動きによってもスプレッドは変動しますが、3~5%のスプレッドは当然で、時には10%のスプレッドとなることもあります。
これはあまり書きたくはないですが、コインチェックでのアルトコイン購入は正直おすすめできません。
コインチェックはアルトコイン取扱数が魅力でもありますから、コインチェックでしか取り扱いのないアルトコインはしょうがないとして、リップル(XRP)やNEM(XEM)などの主要アルトコインは他の取引所を選択肢に入れるのがおすすめです。
リップルとNEMに関して、現状はZaifがおすすめとなっているのでこちらもご参考ください。
信用取引とレバレッジ手数料
コインチェックでは仮想通貨を借入れして、FX的な信用取引をすることもでき、レバレッジを最大5倍まで掛けることができます。
そしてこの借り入れ分には、日毎に0.04~0.05%の手数料(買いは0.04%、売りは0.05%)が掛かることになります。100万円分の買いなら1日400円ということですね。
1日の区切りは取引所それぞれですが、コインチェックでは約定した瞬間から決済が完了するまで24時間ごとに発生します。
また、レバレッジ取引は売りから入ることもできます。
売りはショートポジションうや空売りとも呼ばれ、1日に0.05%の手数料が掛かり、仮想通貨価格が下がると利益を出すことができます。
将来的な価値の高さによって、ビットコイン価格は右肩上がりの傾向ですから、売りで利益を出すのは短期的な隙を狙う手法がメインとなるでしょう。
現物買いは最悪ゼロにしかなりませんが、売りは青天井なので、自分の許容範囲外のところまで持っていかれることがあるのが注意するべき点です。
(例:10万円でショートポジションを取った後に、20万円まで上がってしまうとゼロになってしまいますが、そこで決済できないとして50万円まで上がってしまうとマイナス40万です)
そのために付いているのがロスカット機能で、証拠金維持率を下回った時に強制ロスカットされることがあります。
コインチェックの入出金
頻度はあまり多くないですが、入手金手数料も少し気になるところかもしれませんね。
日本円の入金は銀行振込が一般的で、この銀行振込に掛かる手数料は自己負担となります。
コインチェックでの日本円の出金は一律400円ということで、これは他の取引所と比べると少し安めの設定です。
出金をすることは少ないでしょうから、ここを取引所選びの項目とするのはおすすめしません。入出金よりは送金手数料を気にするべきかと思います。
ビットコインの送金
ビットコインは、送付先のアドレスがわかっていれば自由に送金できるのが大きな性質です。
これは他の取引所へも送れますし、自己所有のウォレットに送るのもいいでしょう。
そしてこの送金には手数料が掛かってきて、コインチェックへのビットコイン送金手数料は0.0005BTCということです。(イーサリアムは0.01ETH、リップルは0.15XRPとアルトコインによっても送金手数料は異なります)
仮に1ビットコインを送るとすれば0.05%ということになりますから、送る単位をできるだけ多くするのがおすすめです。
また、ビットコイン送付時に、マイナーへの手数料上乗せで送金時間を速くすることも可能です。
これはコインチェックというよりもビットコインとブロックチェーンの性質ですね。
関連記事仮想通貨ビットコインのブロックチェーンとマイニングとは?
また、アービトラージ(裁定取引)という取引所間のビットコイン価格差を狙う投資法では、送金を頻繁に使用するので、送金手数料は現物取引手数料の次に気になる項目でもあります。
コインチェックは出来高が多いので、アービトラージ先の取引所としても優秀で、他の取引所と組み合わせて使うことによって非常に利益を出しやすい状況を作ることができます。
仮想通貨投資の際には、アービトラージもぜひ使用していきましょう。
関連記事仮想通貨ビットコインのアービトラージ(裁定取引)でサヤ取り投資決済手数料
コインチェックでは、ビットコイン決済もシステムも提供しているのですが、この決済手数料は消費者が支払うのではなく、お店側がコインチェックに支払う決済手数料です。
ビットコイン決済は基本料金が無料、決済手数料は1%ということで、クレジットカード決済手数料の5%ほどと比べるとかなり安いというイメージです。
決済は、コインチェックを仮想通貨取引所として使用しているユーザーの取引手数料に直接の影響はないので、とりあえず意識しなくても問題ありません。
貸仮想通貨サービスで利率を稼ぐ
コインチェックの魅力的なサービスに、保有仮想通貨を貸し出して利率を受け取るというサービスがあります。
ビットコインだけではなく、アルトコインを貸し出して利率を受け取ることができるので、長期保有目的の方はぜひ貸し出しサービスを利用してみてください。
利率は貸出期間によって異なりますが、最大年率5%ということでなかなかの収入になるはずです。
前述したアルトコインのスプレッドは貸仮想通貨サービスで補うというのも、コインチェックのおすすめの使い方となってきます。
貸仮想通貨サービスの詳細はこちらをご参考ください。
まとめとおまけ
仮想通貨取引所コインチェックの各種手数料でした。
他の取引所との比較として、各手数料1位とまではいきませんがトータルで安くて優秀という数字です。
特にビットコイン取引に関しては、使いやすさも考えてコインチェックが最もおすすめです。
アルトコインは取り扱いがダントツですが、販売所形式なのでスプレッドでの実質的負担には注意しましょう。
コインチェックをメインとして使いながら、リップルとNEM投資はZaifをサブとして使うというのがおすすめです。
リスク分散も重要ですし、複数の取引所もぜひ選択肢に入れておきましょう。