
コインチェックの使い方は基本的に簡単なのですが、仮想通貨投資初心者さんにとっては色々とわからないこともあるかもしれませんね。
今回は、仮想通貨取引所コインチェックの使い方やビットコイン売買方法などについて解説していきます。
目次
コインチェックの使い方(初心者用)
コインチェックを使うにはまず口座アカウントにログインをしましょう。
コインチェックトップページで、「ログイン」にカーソルを合わせると、「取引アカウント」「決済アカウント」「貸通貨アカウント」が開きます。(まだコインチェック口座を持っていな方は「新規登録」でアカウントを作りましょう)
「取引アカウント」が基本的に使う取引口座となります。クリックしてメールアドレスとパスワードを入力してログインしてください。
2段階認証を設定しているなら、パスコードも入力しましょう。(2段階認証は必ず設定するようにしてください⇒コインチェック口座のセキュリティ強化は二段階認証で)
貸通貨アカウントは、保有仮想通貨を貸し出して利率を得るためのアカウントです。
⇒コインチェックの貸仮想通貨の利率で稼ぐ
コインチェック取引所の使い方
コインチェックの取引アカウントに入ると、「ウォレット」と「取引所」が表示されています。
「取引所」を選ぶと、各メニュー、仮想通貨レート、ビットコインレート、ビットコイン注文パネル、売買板が並んでいます。
(仮想通貨レートに並んでいるコインをクリックすると、それぞれの販売所へと移動することもできます)
- 入金:コインチェックへの入金
- トレードビュー:トレードビューの仮想通貨チャート
- 信用取引:仮想通貨を借りて売買
- 振替:通常、貸出、レバレッジそれぞれの口座に残高移動
- 手数料:手数料説明
- 価格アラート:電話かメールでの価格通知設定
- チャート:仮想通貨チャート
- キャンペーン:キャンペーン表示
- 設定:アカウントの設定
メニュー内容はざっとこんな感じですが、まずは取引所での売買ですね。
まず、取引所画面ではビットコインしか売買できません。他のアルトコイン売買はウォレットから行うことになります。
ユーザー注文一覧が並んでいる売買板はビットコインの価格と数量で、現在の売り注文と買い注文を見て注文パネルで価格と数量を入力して注文を出しましょう。
例えば、上画像の場合だと2023316円で0.2526BTCが売りに出されているので、2023316円で0.2526BTCの買い注文を出すとすぐにビットコインを購入することができます。
もう少し安く購入したいなら、2023000円で買い板に注文を並べるのもいいでしょう。買い板に注文を並べておけば、誰かがその価格で売り注文を出せば約定(売買成立)となります。
売買板注文と言っても非常に簡単ですね。
レバレッジ取引の使い方
続いて、レバレッジ取引の使い方ですが、「振替」と合わせて使って行かなければなりません。
注文パネルの下に「レバレッジ取引」があります。
このように価格レートと注文数量の下に、%表記がありますね。これは合わせて使うのではなく、注文数量か%どちらかを選べる方式です。
まず、価格を入力して数量を決めると概算が出ます。
この場合だと43185円×2で86370円で、レバレッジが5倍なので必要証拠金は17274円(86370円÷5)というわけです。
最大で、証拠金の5倍まで注文ができるということですね。(20万円の証拠金があれば100万円まで注文ができます)
%の使い方は、証拠金の額から自動的に注文数を逆算する方式です。
例えば証拠金が20万円でレバレッジ5倍の100万円まで使えるとすれば、価格レートを50000円と入力して、100%を押せば自動的に数量20の注文となり、100万円分の注文をすぐに逆算してくれるというわけです。(10%なら50000円分の注文で数量は1)
レバレッジ振替の使い方
レバレッジ取引をするためには、レバレッジ残高に振替をしなければなりません。
取引所メニューの「振替」をクリックすると、通常の残高からレバレッジ残高を移すことができます。
お好きな額をレバレッジに移して使用しましょう。
レバレッジに入れた残高を通常取引で使いたないなら、今度は「レバレッジ」→「取引」を選んで移したい残高を入力してください。
通常の取引残高とレバレッジ残高は別物です。それぞれの残高を移動して使いましょう。
コインチェックチャートの使い方
コインチェックのチャートは「トレードビュー」と「チャート」がありますが、明らかにトレードビューの方が高機能です。
チャート見れる仮想通貨ペアもトレードビューの方が圧倒的に多いので、基本的にトレードビューを使うのがおすすめです。
使い方が難しそうに見えますが、右側の注文パネルでそのまま注文を出すことができます(注文を出せるのはビットコインのみ。アルトコインは販売所取扱い)。
チャートはの時間足は上部で変えることができます。
左側は取引履歴で、下部は注文履歴や注文一覧が並んでいます。
右上には、コインチェックの他に、海外の仮想通貨取引所でのビットコイン価格がドル建てで並んでいいるので参考とするのもいいでしょう。
コインチェックウォレットの使い方
では続いて、コインチェックのウォレットの使い方です。
- ホーム:残高や仮想通貨資産表示
- コインを買う:コインチェックから仮想通貨を購入
- クレジットカードで買う:クレジットカードで仮想通貨を購入
- コインを売る:コインチェックに仮想通貨を売却
- 日本円/USドルを入金する:銀行振り込みやコンビニ入金等でコインチェックに入金
- 日本円を出金する:銀行口座に日本円を出金
- コインを送る:仮想通貨を送金
- コインを受け取る;仮想通貨受け取り用のアドレスを表示
- アフィリエイト:コインチェック紹介プログラム表示
- でんき:ビットコインでの電気代支払プラン
- 設定:アカウント各種設定
ウォレットメニューとしてはこのような感じです。
他はなんとなくでも感覚的にわかるかと思いますが、重要なのはコインの売買ですね。
コインの売買
では、ウォレットでのコインの売買について見てみましょう。
ビットコインは取引所で購入できますが、イーサリアム(ETH)やリップル(XRP)などのアルトコインはこの「コインを買う」から購入することになります。
使い方としては、「コインを買う」を選んで購入したい仮想通貨を選ぶだけです。(売却なら「コインを売る」)
購入したい仮想通貨を選ぶと、価格レートが表示されているので、あとは数量を入力して「購入する」で完了です。(日本円建てなら「JPY」、ビットコイン建てなら「BTC」も選べます)
使い方としては非常に簡単ですね。これがコインチェックが初心者さんに好評の理由です。
ただ、販売所の使い方は簡単ですが、売買価格差というスプレッドに気を付けなければなりません。
販売所形式はスプレッドに注意
コインチェックでは、ビットコインは取引所と販売所の両方、アルトコインは販売所のみでの購入となっています。
そして、この販売所と取引所の違いとして問題になるのがスプレッド(売買価格差)です。
取引所と販売所のビットコイン価格を並べてみました。
取引所は、買いが2023020円、売りが2023116円で316円の売買価格差ですね。スプレッドとしては0.01%です。
対して、同時間の販売所は2051200円での販売でした。取引所を使えば2023020円なので、28180円の差額となっていて1.4%の価格差となっています。
しかもこれは「コインを売る」の方でも同じぐらいの差額がマイナスとなるので、往復だと約56000円で2.8%ほどが売買価格差として実質負担となってしまいます。
販売所形式は使いやすいですが、明らかにお得ではなく、常に2.8%がマイナスとなるのは投資としておすすめできる数字ではありません。
⇒Changelly (チェンジリー)アルトコイン手数料がお得な仮想通貨交換所
⇒仮想通貨取引所のアルトコイン比較
取引相手 | メリット | デメリット | |
---|---|---|---|
取引所 | コインチェック | 手数料無料 スプレッドが狭い (ほぼ0%) |
慣れるまで使いにくい |
販売所 | ユーザー同士 | 手数料無料 簡単で使いやすい |
スプレッドが広い (約3~5%) |
コインチェック取扱いのアルトコイン
コインチェックの特徴と魅力として、アルトコイン取扱いの多さがありますが、初心者さんにとっては仮想通貨がたくさんあってよくわからない面もあることでしょう。
ざっくりとですが、コインチェックの取扱いアルトコインの特徴をまとめてみるのでご参考ください。
ビットコイン以上の爆発力を見せることもあるアルトコインも仮想通貨投資において外せません。
それぞれのアルトコインの特徴と記事一覧についてもご参考ください。
- ビットコインキャッシュ(BCH):ビットコインハードフォークによる派生
- イーサリアム(ETH):スマートコントラクトによる各種契約履行
- イーサリアムクラシック(ETC):イーサリアムからの分裂
- リップル(XRP):リップルネットワークによる送金決済
- ライトコイン(LTC):ビットコインの弟分
- NEM(XEM):高性能かつ万能性
- LISK(LSK):サイドチェーンによるカスタマイズ性
- FACTOM(FCT):データ記録に特化し証明発行に適正
- Monero:ランダムキーによるワンタイムとリング署名による匿名性
- Auger:予測対象による報酬や倍率設定で賭け事に適正
- Zcash:取引時の情報が完全非公開な匿名性
- DASH:承認速度の速さとシャッフルによる匿名性
どのアルトコインに将来性があるかは難しいところですが、時価総額上位のイーサリアム、ビットコインキャッシュ、リップル、ライトコイン、NEMは注目しておくと仮想通貨全体の色々な流れが掴みやすいと思います。
注目のアルトコインの特徴に関してはこちらもご参考ください。
コインチェックに入金する
仮想通貨を購入するには、まずコインチェックに日本円を入金しなければなりません。
「ウォレット」の「日本円/USドルを出金する」を選択して、「銀行振込」や「コンビニ入金」などそれぞれの入金方法を選んでください。
「銀行振込」を選択すると、振込先のコインチェックの銀行口座が表示されているので、希望の金額を振り込みましょう。
注意点は、本人名義の口座から振り込むことと、名前に振込ユーザーIDを付与することです。
振込人名義を「ユーザーID 名前」として振り込んでください。ATMなどで操作する際に名前を変更するだけですが、意外と忘れやすいので気を付けましょう。
また、コインチェックではコンビニ入金なども可能です。
口座アカウント登録と合わせて、コンビニ入金の詳細はこちらをご参考ください。
コインチェックスマホアプリの使い方
コインチェックはスマホアプリの使いやすさも魅力的です。
ログインしなくてもトップページから各仮想通貨のチャートを見ることができ、コインチェックを使っていないとしてもおすすめの仮想通貨スマホアプリです。
取引画面もほとんどPC画面と一緒で、使い方も感覚的にわかるはずです。
仮想通貨を選んで、数量を入力するだけですね。非常に簡単です。
注意点は、ビットコインをスマホアプリで購入する場合は販売所扱いとなってしまうことです。
アルトコインは、アプリとPCのどちらにしても販売所扱いとなってしまいますが、ビットコイン購入はアプリではなくスマホブラウザでコインチェックにアクセスするのがおすすめです。
コインチェックのスマホアプリの詳しい使い方はこちらもご参考ください。
まとめとおまけ
初心者さん向けのコインチェックの使い方でした。
感覚的にでもわかるアカウント画面は評判がいいですね。
ただ、ビットコインの購入だけは「ウォレット」の販売所ではなく、「取引所」で購入するようにしてください。2~3%を損するというのは意外に大きいです。
コインチェックでのアルトコイン売買に関しては、販売所形式のみとなるのでスプレッド的に残念なのは正直なところです。
コインチェックと合わせて、仮想通貨交換サービスを使うのもおすすめです。
チェンジリーなら手数料0.5%のみでアルトコインを入手することができます。
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ビットコイン売買に関してはコインチェックで何も問題がないですし、全体的な使いやすさは間違いありません。
初心者さんはまずはコインチェックから使ってみて、アルトコイン投資ならZaif、ビットコインFXならbitFlyerといった選択肢を広げていきましょう。
複数の取引所を使うことは、リスク分散においても重要なので、各取引所の比較や詳細についてはこちらもぜひご参考ください。