
暗号資産(仮想通貨)取引所のDMMBitcoinとGMOコインは、証券FX系のIT大手企業という共通点もあり、取引所としてもサービス拡充をしてくれる期待感です。
販売所メインとしての形態も似ていますし、後発大手の戦略はそれなりに似てくるのかもしれませんね。
手数料無料やレバレッジ取引など、DMMBitcoinとGMOコインを比較していくので取引所選びなどにご参考ください。
目次
DMMBitcoinとGMOコインの比較
まずは、DMMBitcoinとGMOコインの暗号資産(仮想通貨)取引サービス内容を見てみましょう。
ビットコインとアルトコインで比較一覧としてみました。
DMMBitcoin | GMOコイン | |
---|---|---|
取扱い暗号資産(仮想通貨) | ビットコイン アルトコイン8種 (ETH,XRP,NEM,LTC,BCH,ETC,XLM,MONA) |
ビットコイン アルトコイン4種 (ETH,XRP,LTC,BCH) |
取引形態 | 販売所形式 | 販売所形式 |
レバレッジ | ビットコイン:現物+レバレッジ4倍 イーサリアム:現物+レバレッジ4倍 リップル:現物+レバレッジ4倍 他アルトコイン:レバレッジ4倍 |
ビットコイン:現物+FX(5倍) アルトコイン:現物 |
取引手数料 | 取引手数料:無料 レバレッジ手数料:0.04%/日 |
取引手数料:無料 レバレッジ手数料:0.05%/日 |
スプレッド | 半固定で約5~10% (ビットコインレバレッジのみ0.2~0.3%) |
半固定で約3~5% (FXは値動きで500円~50000円程度まで大きく変動) |
スマホアプリ | トレードアプリ | トレードアプリ |
良い点 | アルトコインのレバレッジ取引 | 販売所で簡単に売買可能 |
悪い点 | スプレッドの広さ | スプレッドが狭め |
(仕様が変更となっている可能性もありますので、詳細はDMM BitcoinとGMOコイン各公式サイトをご参考ください)
注目点は、取扱いアルトコイン種類とスプレッドですね。手数料は無料ですがスプレッドに注意して取引していきましょう。
取扱いアルトコインとしては、単純にDMMBitcoinの方が上位となっています。
取引画面の使い勝手としては、GMOコインは非常に簡単で、DMMBitcoinは少し慣れが必要かもしれません。
この時点での比較としては大きな違いはありませんが順々に見てみましょう。
手数料無料の販売所形式はスプレッドに注意
まず、DMMBitcoinとGMOコインの特徴として、どちらも手数料無料の販売所形式ということです。
販売所形式ということは、スプレッド(売買価格差)が発生して、これが運営側の利益になるということですね。
そのスプレッドの広さに関しては、DMMBitcoinもGMOコインも半固定での変動性で約5~10%という傾向です。
DMMBitcoinはアルトコインによっての違いは少なく比較的安定していて、GMOコインはアルトコインごとのスプレッドがそれぞれという印象もあります。
この辺りはどちらも同じぐらいなので、五分五分といったところでしょう。スプレッド縮小キャンペーンに期待したいところですね。
ビットコインレバレッジ取引とFX
ビットコイン取引の比較ですが、DMMBitcoinとGMOコイン共に販売所形式となっています。
どちらの取引所も現物取引ですがスプレッドに注意しましょう。
DMMBitcoinではレバレッジ取引ですが、GMOコインはFXというのが異なる点ですね。
レバレッジ取引とFXでできることは、証拠金での倍率を上げた取引と、ショートポジション(空売り)による売りから入れるということです。
レバレッジとFXは、レバレッジ手数料が毎日掛かるので長期投資に向かない点に注意してください。
レバレッジ手数料は、DMMBitcoinが0.04%/日、GMOコインが0.05%/日ですが、大きな差ではないのでそこまで気にする必要はないでしょう。
レバレッジ的にはGMOコインが25倍まで使える分、選択肢は広いです。ビットコインの現物とレバレッジ取引比較としては、少しだけGMOコインが有利といった印象ですね。
GMOコインのスプレッドは2月から最大5倍に変更となりましたので、どちらもそこまで変わらないという数字になりました。
取扱いアルトコインの比較
DMMBitcoinではアルトコイン8種(ETH,XRP,NEM,LTC,BCH,ETC,XLM,MONA)、GMOコインではアルトコイン4種(ETH,XRP,LTC,BCH)の取扱いをしています。
どちらも主要アルトコインを押さえていますが、GMOコインはNEM(XEM)の取扱いが無いのが残念な点です。
アルトコイン取扱い比較に関しては、単純にDMMBitcoinに優位性がありますね。
GMOコインはサービス開始時はビットコインのみで、徐々に取扱いを増やしているのでこれからに期待したいところです。
DMMBitcoinとGMOコインのアルトコイン取引
アルトコインの取引形態は、DMMBitcoinがレバレッジ取引、GMOコインは現物取引となっています。
レバレッジ取引は日次手数料が0.04%掛かる代わりにレバレッジを掛けられ、現物取引は手数料無料で比較的安定した取引ができるといった違いですね。
それぞれにメリットデメリットがありますが、アルトコインの現物取引はどの取引所でもできるので、レバレッジ取引ができるDMMBitcoinの方が選択肢としては魅力的と感じます。
GMOコインはアルトコインのスプレッド縮小キャンペーンが開催されることもあり、その際は非常に魅力となるのでサブ的に使うのがおすすめになりそうですね。
使いやすさの比較
DMMBitcoinとGMOコインのどちらも初心者さん向けに販売所形式としているので、使いやすさもウリのひとつです。
どちらかと言うと、一画面にまとめたDMMBitcoin、シンプルなGMOコインといった印象でしょうか。
ざっくりとですが比較して見てみましょう。
DMMBitcoinトレード画面
DMMBitcoin取引画面です。
基本はアカウント左メニューから項目を選んでいき、暗号資産取引は「トレード口座」から入ります。
価格が一覧となっているのでごちゃっとした印象があるかもしれませんが、購入したい通貨を見ればオッケーです。
レバレッジと現物の切り替えをして、通貨を選択して売買するだけなので、一度使ってみると簡単だと思います。
チャートの表示やテクニカル指標などの表示カスタマイズも可能なので、機能性としてはかなり高い部類に入ると思います。
GMOコインのトレード画面
続いてGMOコインのトレード画面も見てましょう。
アカウント左メニューから「仮想通貨売買」を選び、通貨を選択して売買をするだけです。
FXをしたい場合は「仮想通貨FX」を選ぶだけですね。
画面をパッと見て把握できるぐらいシンプルでわかりやすいのがGMOコインの良い点で、DMMBitcoinと比較してもGMOコインの方が使いやすいという方が多いのではないでしょうか。
DMMBitcoinとGMOコインの比較まとめ
暗号資産(仮想通貨)取引所DMMBitcoinとGMOコインの比較としては、取引手数料はどちらも無料、レバレッジ手数料はほぼ変わらずといったところですね。
かなりサービス内容が似ているので迷いどころですが、個人的にはアルトコイン取引ならDMMBitcoin、ビットコイン取引とFXならGMOコインといったところになりそうです。かなり微差ですけどね。
まあ、どちらか一方を選ぶのではなく、リスク分散としてそれぞれの取引所を併用していくのがいいのではないでしょうか。
もちろん、他の取引所との併用も基本となってくるでしょう。
FX証券の実績もありますし、大手業者としてのDMMBitcoinとGMOコインのサービス拡充やキャンペーンにも期待していきましょう。
また、手数料や取り扱いサービスなど各項目を比較できますので、仮想通貨取引所おすすめランキングもぜひご参考ください。