
GMOコインは、販売所と仮想通貨FXメインという珍しい形態なので、その手数料が高いか安いかというのは非常に気になるところです。
販売所は取引所より手数料が高いというのが定説でしたが、GMOコインがそれを覆してくれる期待感ですね。
GMOコインの取引手数料を見ていきましょう。
GMOコイン手数料
GMOコインでは、ユーザー間の取引所がないのでシンプルな手数料形態となっています。初心者さん向けかもしれませんね。
GMOコインの手数料を一覧にしてみました。
項目 | 手数料 |
---|---|
現物取引 | ビットコイン:無料 アルトコイン:無料 |
FX手数料 | 無料 |
レバレッジ手数料 | 0.05%/日 |
出金手数料 | 無料 |
送金手数料 | 無料 |
(手数料は変更となる可能性もありますので、詳細はGMOコイン公式サイトをご確認ください。)
取引手数料はシンプルですし、ほとんどが無料です。非常にわかりやすいですね。
GMOコイン取引手数料は無料?
GMOコインではレバレッジ手数料以外が無料になっていますが、これでどうやって利益を出しているのかという疑問ですよね。
これは販売所ではおなじみですが、レートとの価格差(スプレッド)で利益を出しています。
例えば、2017年10月現在だとビットコインの売買価格差は3000円です。2017年12月から5000円に変更となりました。
イーサリアムの売買価格差は1000円です。
ビットコインキャッシュの売買価格差は5000円です。
この価格差がGMOコインの利益となるわけですね。
この売買価格差は、レートによって変動していくものと思われますが、基本的にはビットコインが少なく、流動性が低いアルトコインほど大きくなっていくのでしょう。
仮に、70万円のビットコインに3000円の売買価格差があるのなら、実質的な手数料は0.4%ほどということになりますね。
これは販売所の価格差としては格安で、取引所に近い数字だと思います。(取引所の手数料は0.01%~0.3%ほど、販売所の価格差は2~5%ほどの傾向です)
GMOコイン仮想通貨FX
GMOコインは販売所以外に仮想通貨FXもメインとして取り扱っています。
取引手数料は無料ですが、レバレッジ手数料が1日に0.05%掛かります。
翌営業日に建玉を持ち越すと、建玉金額の0.05%が1日のレバレッジ手数料として発生します。
持ち越しはニューヨーククローズ基準で、通常時間では日本時間午前7時です。
また、仮想通貨FXにも売買価格差(スプレッド)があります。通常スプレッドは800円ですが、キャンペーンで定期的に300円dayも設定されるので、うまくキャンペーンを利用していきましょう。
[また、FXのレバレッジは5倍・15倍・25倍を選択できますが(5倍のみに変更となりました)、レバレッジはリスクに比例してリターンも大きくなりますし、日毎の手数料なので長期投資には注意してください。
GMOコインと他取引所との手数料比較
GMOコインは、基本手数料無料でスプレッドとレバレッジ手数料だけが掛かる形態ですが、他の取引所との手数料も比較してみましょう。
手数料を一覧にしてみましたのでご参考ください。
取引所 | ビットコイン 取引手数料 | アルトコイン 取引手数料 | 信用・FX 手数料 | 日本円 出金手数料 |
---|---|---|---|---|
コインチェック | 0% | 0% | 0.04%/日 | 400円 |
bitFlyer | 0.01%~0.15% (販売所は0%) | 0.2% (販売所は0%) | 0.04%/日 | 756円 |
Zaif | 0% | 0%~0.3% | 0.039%/日 | 756円 |
QUOINEX | 0% | 0.25% | 0.05%/日 | 500円 |
GMOコイン | 0% | 0% | 0.05%/日 | 0 |
みんなのビットコイン | 0% | 0.25% | - | 500円 |
bitbank | -0.02%~0.12% | -0.02%~0.12% | - | 550円/770円 |
BITPoint | 0% | - | 0.035%/日 | 0 |
BTCBOX | 0.2% | - | 変動/日 | 0.5% |
BitTrade | 0.2% | 0.2~0.7% | - | 648円 |
DMM Bitcoin | 0% | 0% | 0.04%/日 | 0 |
(手数料は変更となっている場合があるので、詳細は各公式サイトでご確認ください)
GMOコインは販売所なだけに、取引所メインな他取引所との単純比較はしにくい面もありますね。
スプレッドを含めて、取引所ベースで考えるとGMOコインは高く、販売所ベースで考えるとGMOコインは安いという考え方でいいと思います。
GMOコインは手数料で選ぶというよりも、簡単に売買できる販売所としては安く使えるという考え方で選ぶ仮想通貨売買会社ということになりそうです。
まとめとおまけ
GMOコインはこれまでの取引所とは違う形態の、販売所メインでの売買となります。
GMOといえど仮想通貨取引所としては後発なので、こういった差別化もありかもしれませんね。
販売所はどうしてもスプレッドがあるので、実質手数料的には取引所ベースには劣りますが、初心者さんが使いやすさと安心感で選びやすい取引所だと思います。
また、取引所間の価格差で利益を出すアービトラージ(裁定取引)のためにも、GMOコインと合わせてbitFlyerも合わせて使って行くのがおすすめです。
リスク分散のためにも、ぜひ複数の取引所に口座を開設していきましょう。
手数料や取り扱いサービスなど各項目をGMOコインとも比較できますので、仮想通貨取引所おすすめランキングもぜひご参考ください。