仮想通貨の安全管理に必須なハードウェアウォレットですが、本体が壊れてもいいようにバックアップ用を用意しておくことを重要です。
メインが壊れてから2台目の購入でもいいのですが、品薄での在庫切れの傾向も強いですし、バックアップ用をあらかじめ用意しておくのが確実でおすすめになってきます。
1台目が壊れた時にも安心できるように、複数台の保有をぜひ検討してみてください。
バックアップ用ハードウェアウォレット
ハードウェアウォレットは、リカバリーフレーズを同期することで、異なるハードウェアウォレットで仮想通貨を共有管理することができます。
1台目の24個のリカバリーフレーズを、2台目に使うことで同じ秘密キーということなり、管理できる仮想通貨を同期させることができるんですね。
これで1台目が壊れてしまったとしても2台目で操作ができるので、どちらかが壊れてもバックアップ的に使うことができ、安心感は非常に大きいものとなります。
ハードウェアウォレットに仮想通貨そのものが入っているわけではなく、秘密キーによる管理ができるという考え方ですね。
ハードウェアウォレットをひとつしか持っていないとしたら
ハードウェアウォレットがひとつしか持っていないケースだと、壊れてしまった時に仮想通貨を管理できなくなってしまいます。
リカバリーフレーズさえ控えていれば、壊れてから2台目の購入でも問題ありませんが、購入から到着までのタイムラグが少々問題かもしれませんね。
仮想通貨人気からのハードウェアウォレットが需要が急速に高まっているので、品薄で何か月待ちの場合も多くなってきていますし、最悪の場合は生産中止の可能性もゼロではないでしょう。
とりあえずは、サブ用を手元においておくことで入手待ちのリスクはほぼなくなりますし、その他のリスク面もほぼなくなることでしょう。
複数のハードウェアウォレットを持つデメリット
複数のハードウェアウォレットを持つデメリットとしては費用と管理面でしょうか。
費用は単純に端末購入費で、1万~1.5万ほどといったところですね。
管理面のデメリットとしては、片方を盗まれる可能性でしょうか。
ただ、片方を盗まれたとしてもPINコードかリカバリーフレーズがわからなければ操作はできませんから、2台ある管理リスクは少ないと感じます。
それよりはPINコードとリカバリーフレーズの管理が重要ですね。
PINコードはその端末本体とセットでなければ意味がありませんが、リカバリーフレーズは致命傷です。
リカバリーフレーズの重要性は1台でも2台でも変わりませんから、とにかく厳重に管理しましょう。
PINコードは端末ごとの暗証番号なので、異なるものでも同じものでもいいですが、セキュリティを考えると異なるPINコードの方がいいでしょう。
同期してバックアップ用のハードウェアウォレットを作る方法
バックアップ用ハードウェアウォレットを作る方法も解説しておきますね。
まず、Ledger NanoSでもTREZORでも、初期設定で24個のリカバリーフレーズをメモしているはずです。
2台目のハードウェアウォレットで、この24個のリカバリーフレーズでRestore(復元)をするだけで、簡単にバックアップ用を作れてしまいます。
非常に簡単ですので、ぜひバックアップ用のハードウェアウォレットを作ってみてください。
詳しいバックアップ用の作り方は復元方法と同じなので、こちらをご参考ください。
⇒ハードウェアウォレットLedger NanoS復元方法(ペアリング)
ハードウェアウォレットが壊れたら?
ハードウェアウォレットがひとつしかない状態で壊れたとすると、リカバリーフレーズがあったとしても何もできなくなってしまいます。
故障したら、それぞれ同じハードウェアウォレットを再度購入することになりますね。(故障理由次第では保障対象となる可能性もあります)
購入をしてすぐに到着すれば何も問題はないですが、TREZORもLedgerも海外が公式ですし、基本的に品薄状態で予約待ちという状態にもなりがちです。
その期間が数か月空くとすれば、そのモヤモヤ感は非常に大きいものとなるのは想像に難しくないですよね。
かといって、Amazonやオークションでの購入はおすすめできません。
⇒ハードウェアウォレットの中古品購入は危険!正規代理店か公式から新品購入を
やはり、最初からバックアップ用を1台持っておくというのが確実ではないでしょうか。
さすがに2台同時に壊れる可能性は非常に低いですし、2台あると色々と使えて利便性が高いんですね。
費用対効果を考えると、最初から複数台を購入しておく費用対効果は高いものと思います。
まとめとおまけ
ハードウェアウォレットを複数保有して、バックアップ用として使うメリットは大きいです。
とりあえずは、バックアップ用ではなく別端末として使い、片方が故障した時の予備として使うのもアリです。
故障時に入荷待ちが重なり、手元にハードウェアウォレットがない期間を考えると、あらかじめ2台を所有しておくことは非常におすすめの手段です。
ハードウェアウォレットをご使用の際は、ぜひバックアップ用もあらかじめ考えて複数台の保有も視野に入れておきましょう。
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