ハードウェアウォレットのPINコードを忘れてしまってもリカバリーフレーズがあれば問題ありません。
焦らずに復元をして対応していきましょう。
Ledger NanoSとTREZORで多少対応は違いますが、今回はLedger NanoSでPINコードを忘れた場合を見てみます。
ハードウェアウォレットのPINコードとは?
ハードウェアウォレットのPINコードとは、その端末を操作するために必要な暗証番号のようなものです。
それぞれの端末に初期設定で設定するので、端末ごと(初期設定ごと)にPINコードを任意で決められます。
重要な操作を進めるたびに入力を求められるので、PINコードがないと仮想通貨送金も各設定も進められません。
ハードウェアウォレットLedger NanoSのPINコードを忘れたら?
ハードウェアウォレットLedger NanoSのPINコードを忘れたら、その端末の操作を進められなくなります。
操作が進められないので、保有仮想通貨をもう取り出せなくなるかと焦ってしまいますが、設定をリセットして対応しましょう。
Ledger NanoSでは、PINコードを3回間違えで設定リセットとなるので、リセットからの復元でPINコード忘れに対応することになります。
(リカバリーフレーズを忘れて、PINコードがわかる場合は、別ウォレットに仮想通貨を送金してリセットという流れになります)
Ledger NanoSの復元とPINコード再設定
Ledger NanoSの復元方法は、設定をリセットしてリカバリーフレーズを入力するだけです。
3回PINコードを間違えると、初期設定から始まります。
- リセット状態で「welcome」⇒両ボタンを同時押し
- 「to begin configuration(設定を開始)」⇒両ボタンを同時押し
- 「configuer as new divece?(新しいデバイスとしての設定ですか?)」⇒左ボタンで×を選択
左ボタンで復元、右ボタンで新規設定となるので、左ボタンを押してください。
「restore configuration?(設定を復元しますか?)」で右ボタンを押してください。
「Choose your PIN code」が表示されるので、お好きなPINコードを設定してください。
「Confirm your PIN code」で先ほど設定したPINコードを再入力してください。
これでPINコードの再設定完了となります。忘れないようにPINコードを覚えておきましょう。
続いては秘密キーの復元となるので、リカバリーフレーズが必要となります。
「Entry your recovery phrase(リカバリーフレーズを入力)」が表示されるので両ボタンを同時押ししてください。
「Select the number of words to restore(復元する単語数を選択)」が出るのでボタン同時押ししてください。
24を選んで同時押しをしてください。
あとは表示される番号に合わせて、リカバリーフレーズの英単語を入力していきましょう。
24個のリカバリーフレーズを入力し終えると「configuration…」と表示され、「Your device is now ready」で復元完了となります。
これでPINコードは新しいものに再設定され、秘密キーは復元されたので保有仮想通貨も問題ありません。
同期した別端末でもPINコードは異なる
複数台のハードウェアウォレットを所持していた場合に、同リカバリーフレーズで秘密キーを同期(ペアリング)している場合もあるかと思います。
この場合、PINコードは初期設定で入力したものなので、端末それぞれでPINコードは異なるということになりますね。
リカバリーフレーズが同じ=PINコードも同じというわけではありませんが、設定で同じPINコードを設定することもできます。
再設定時に合わせるかどうかは好みになってきますが、セキュリティ的には別々の方がおすすめかなと思います。
ハードウェアウォレットのPINコードまとめ
ハードウェアウォレットのPINコードは、端末ごとの暗証番号です。
PINコードを忘れてしまった場合は、リセットをして初期設定から始めることで対応できるので、焦らずにリカバリ-フレーズで復元しましょう。
リカバリーフレーズが無いとなにもできなくなってしまう点は要注意ですね。
ハードウェアウォレットは、リカバリーフレーズが全てと言っても過言ではないので厳重に管理しておきましょう。
[common_content id=”7288″]