仮想通貨ハードウェアウォレットの初期設定や使い方というと、初心者さんにとっては難しいように思われるかもしれませんが、やってみると意外に簡単なものです。
簡単に使える割にセキュリティの高さは折り紙付きなので、ぜひハードウェアウォレットを使って大切な仮想通貨資産を守ってください。
今回は、ハードウェアウォレットのLedger NanoS(レジャーナノS)の初期設定と使い方を見てみましょう。
Ledger NanoSの使い方
Ledger NanoSの基本的な使い方は、2つのボタン(左で戻る、右で進む、同時押しで決定)と液晶画面だけなのでシンプルです。
仮想通貨管理までの使い方としては、
- Ledger本体の初期設定
- アプリのインストール
- 仮想通貨の送受信
という流れになります。
必要なものは、Ledger NanoS本体、USBケーブル、パソコン(ブラウザはGoogle Chrome)です。
Ledger NanoS初期設定
Ledger NanoSの初期設定は、PINコードの設定とリカバリーフレーズの確認という流れです。
以下に初期設定の流れを書いてみたのでご参考ください。
- Ledger nano SとUSBをパソコンに繋ぐ
- 「Press both buttons to begin 」と出たら本体上部の両ボタンを同時押し
- 左ボタンは戻る、右ボタンは進む、両ボタン同時押しで決定の説明を確認したら両ボタンを同時に押し
- 「Configure as new device? (新しいデバイスとして設定しますか?)」と出たら右ボタンで進む(左ボタンを押すとウォレットの復元が可能)
- 「Choose a PIN code (PINコードを選択)」で両ボタンを同時押し
- 任意のPINコード4〜8桁を設定して、両ボタン同時押し(設定したPINコードは控えておいてください)
- 「Confirm your PIN code (PINコードを確認する)」で両ボタンを同時に押して、設定したPINコードを再入力
- 「Write down your recovery phrase (リカバリーフレーズを書き留める)」で両ボタンを同時押し
- 合計24個の単語を全てメモ(メモ帳が同封されています。厳重管理推奨)
- 最後の24単語目で両ボタンを同時押し
- 「Confirm your recovery phrase (リカバリーフレーズを確認する)」で両ボタンを同時押し
- ランダムに表示された番号の対応リカバリーフレーズを探して両ボタン同時押し
- この確認を数度繰り返すと「Your device is now ready (デバイス準備が完了)」で両ボタンを同時押し
これでLedger NanoSの初期設定は完了です。
操作は多いですが、PINコードの設定とリカバリーフレーズの確認ということですね。
画像付きでの詳しい設定方法や使い方はこちらをご参考ください。
⇒Ledger nano Sの初期設定
PINコードは設定した端末とセットではないと意味がありませんが、リカバリーフレーズは別端末でも同期ができてしまうので「リカバリーフレーズが漏れる=仮想通貨を盗まれる」と考えてください。
Ledgerウォレットアプリのインストール
初期設定が終わったら、Ledger社の公式サイトでウォレットアプリをインストールしていきます。
マネージャーアプリ「Ledger Manager」インストール
まずはマネージャーアプリをインストールしましょう。「Ledger Manager」を選択してください。
Get the appで「INSTALL」があります。
使いたい仮想通貨アプリをインストール
続いて、ビットコインやイーサリアムやリップルなど、それぞれのウォレットアプリをインストールします。
先ほどのLedger Managerの付近に仮想通貨ごとのアプリが並んでいるので、使用したい仮想通貨のものをインストールしてください。
今回はビットコインで進めてみましょう。
「Ledger Wallet Bitcoin&Altcoin」を選択してみると、ビットコインのアプリがインストールできます。
Get the appで「Chorme application」の「INSTALL」でインストールしてください。(Ledger Authenticatorはスマホ用です)
⇒Ledgerアプリインストールの手順
Ledger NanoSでの仮想通貨送金と使い方
ここまでで、マネージャーアプリと仮想通貨ごとのアプリをインストールしているので、あとは仮想通貨の保管や送金ですね。
ビットコインの送金を見てみましょう。
まずはインストールした「Ledger Wallet Bitcoin」を起動してください。
Ledger NanoSをパソコンに接続して、PINコードを入力してロック解除します。
Ledger NanoSのダッシュボード画面で仮想通貨が表示されているはずなので、「Bitcoin」を中心に持ってきて両ボタンを同時押ししてください。
これで接続され、「Which Bitcoin chain do you want to use?(どちらのビットコインチェーンを使いますか?」と表示されるので、「Bitcoin」か「BitcoinCash」を選んでください。
今回はビットコインを使いたいので「Bitcoin」をクリックしましょう。
「LEGACY」か「SEGWIT」の選択となるので、送りたい仕様で選んでください。(安くて速いのはSEGWITです)
要するに、Segwitの方が優れているのでおすすめということですね。
どちらかを選択すると同期が始まり、完了するとビットコインの保管や送金ができるようになります。
「口座」で残高管理、「送信」で送金、「受信」で入金アドレス表示ですね。仮想通貨取引所と同じようなイメージで使うことができるはずです。
アプリ等のアップデートで仕様が変わっている可能性もありますので、Ledger NanoSでの詳しい仮想通貨送金方法は正規代理店での日本語説明もご参考ください。
⇒Ledgerでの仮想通貨の送金
Ledger Blueの使い方
ここまではLedger NanoSの使い方でしたが、Ledger製品にはスマホタブレットタイプのLedger Blueもあります。
基本的な使い方のイメージとしては、Ledger NanoSの使い方と同様ですが、液晶画面が詳細になってわかりやすいと考えてください。
NanoSの使い方を把握していれば、Blueの使い方も問題ないかと思います。
Ledger Blueの詳細な使い方はこちらをご参考ください。
⇒Ledger Blue使い方
Ledger NanoS初期設定から送金の使い方まとめ
仮想通貨ハードウェアウォレットLedger NanoSの初期設定から送金までの使い方でした。
- Ledger NanoS本体の初期設定(PINコード設定とリカバリーフレーズ確認)
- Ledger Managerアプリインストール
- 通貨ごとのアプリインストール
- 送金・管理
という流れですね。
細かく見るとたくさんやることがあるようにも見えますが、基本的にはシンプルで、一度設定をすると取引所のように簡単に管理送金ができます。
注意点としてはリカバリーフレーズは厳重に管理という点ですね。
リカバリーフレーズさえあれば別端末でも同期復元が可能なので、仮想通貨を簡単に盗乱されてしまいます。
リカバリーフレーズ管理には注意をしながら、ぜひハードウェアウォレットを使って仮想通貨を管理してみてください。
⇒【Ledger NanoS国内正規代理店】
⇒【Ledger NanoS公式サイト】
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